現代の車社会では、アスファルトやコンクリートの駐車場が非常に多く見られます。
これらはヒートアイランド現象の一因となり、都市部の気温上昇を引き起こしています。
この問題に対し、地球温暖化対策として全国各地で取り組んでいる一つが、まちなかに緑を増やす緑化活動です。

各都市では屋上緑化、壁面緑化、駐車場緑化などの工事費用を補助する緑化助成金制度が設けられ、緑を増やす試みがなされています。
しかし、実際に駐車場緑化を検討した際、「助成金を受けるための条件は何か？」、「申請の方法は？」など、疑問が生じるかもしれません。
そこで今回は、駐車場緑化により得られる助成金について、具体例に愛知県名古屋市のケースを取り上げ、その概要を簡単にご紹介します。

駐車場緑化の助成金は、新たに駐車場を作る場合だけではなく、既存の駐車場を芝などの植物を用いて緑化する場合でも受けられます。
助成金の詳細な内容や適用条件などは都市で異なりますが、一例として愛知県名古屋市の助成金については次のようになっています。

【愛知県名古屋市みどりの補助金について】

受付期間

4月～12月末（助成枠に達した場合は受付終了）
＊未着手の緑化工事のみ受け付け

助成対象（例）

・植栽　…　樹木、地被植物、芝 など（1～2年程度で枯れる草花は対象外）
・植栽基盤　…　客土、駐車場緑化資材 など
・灌水施設　…　散水栓、給水管、灌水チューブ など
・表示板　…　本事業により整備したことを示すもの

助成条件

・助成対象緑化面積が50㎡以上、基準緑化率を満たすこと
・原則、緑化面積100㎡あたり1ヶ所以上の灌水施設の設置
・助成を受けたことを示す表示板の設置（1ヶ所以上）
・当該年度の3月15日までに完了報告書の提出
・助成対象の緑化設備の良好な維持保全
・一定年数（3～5年）経過後の状況報告
など

助成金額

助成対象面積 × 1.5万円／㎡ 以内（助成総額 10万円以上500万円以下）

ご注意ください！

駐車場の緑化工事に実施後、助成金の申請を行っても受け付けはされません。
必ず緑化工事を行う前に申請をしましょう。

駐車場の緑化方法には、緑化ブロックの設置や芝など植物の植栽があり、立体駐車場の場合には壁面の緑化も可能です。
緑化ブロックとは、ブロックの間に芝生やタマリュウなどの植物を植えるか、植物と土が入ったトレイを設置するものです。

ここでは、特に駐車スペースへの芝生の植栽をおすすめします。
すでにアスファルトやコンクリートで舗装された駐車場では、撤去工事などが大変な場合が多いですが、既存の舗装をそのまま利用して緑化ができ、緑地面積を確保できる工事方法をご紹介します。

芝生駐車場「EGP」なら、既存舗装の上に施工できます。

芝生駐車場「EGP」とは、ヤハギ緑化が開発したオリジナル商品になります。
基盤材の原材料にはリサイクル品の再生ポリプロピレンを使用し、土壌にはリサイクル資材であるスーパーソルRが配合されています。
環境に配慮したエコ商品として開発され、産業廃棄物を出すことなく既存の舗装上に直接施工できるのが特徴です。また、部分的に取り外しや交換が可能なため、一部の芝生が枯れてしまった場合のメンテナンスも容易です。

既存の舗装の上に直接施工できるため、工事コストが削減され、工事期間の短縮も可能です。このような方法で、高い緑被率を達成し、緑地面積を十分に確保する芝生駐車場へ変更ができます。
ちなみに緑化にあたり、駐車場に適した植物として、耐性に優れた野芝またはコウライ芝を用います。

＊＊＊　詳しくはコチラ　→　　芝生駐車場「EGP」

温度の上昇を抑制

芝生駐車場は、芝生の蒸散作用によって表面温度の上昇を抑制されます。
アスファルトやコンクリート舗装と違い、熱を蓄積しないため、ヒートアイランド現象の緩和に貢献します。

景観性の向上

芝生駐車場を設けることで、一体的な緑の空間が生まれ、まちなみの景観向上につながります。

地域に貢献

駐車場の緑化は地球温暖化対策の一つとしても評価されています。これらの緑化活動は社会貢献の一環となり、地域全体の緑化にも役立ちます。

ヤハギ緑化は、緑の「チカラ」で環境を豊かに創造し、持続可能な社会づくりに向けて、ＳＤＧｓ達成に貢献します。

私たちのヤハギ緑化オリジナル商品「芝生駐車場 EGP」を始め、緑地面積を確保できる、皆さまの駐車場に最適な緑化プランを提案いたします。

まずは、お気軽にご相談ください。